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いきなりバレンタインの話 3

雪side いよいよバレンタイン当日。 あぁ〜、緊張するぅ…。初めて蛍くんの家に遊びに来たけど、おっきいなぁ。僕の家と同じくらいの大きさ…? 訳あって今は僕一人だから余計に大きく感じる自分の家だが…。それ以外にも訳あってかなり大きめの家に住んでいる。それと同じくらいだから蛍くん家もなかなか凄い……。 ピンポーン 「意外と早かったな。どうぞ」 「…お、お邪魔します」 「そんな緊張すんな。ほら、深呼吸」 口ではそんな事を言いながら、僕よりも蛍くんの方が緊張してるみたい。そわそわしている… 普段はそんな感じではないから、不思議な感じ 「うん」 蛍くんはバレてないと思ってるみたい。 なんか、可愛い…。蛍くんのおかげで少し落ち着いた…。なんだろ…、人が緊張してるの見るとちょっと冷静になるよね…。 「ここ、入って。適当に座ってろ。飲み物とて来る」 「あ、ありがとっ!」 蛍くんの真っ赤だ。ふふっ、僕と一緒なんだぁ…。めちゃめちゃ緊張してるじゃん。可愛い

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