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いきなりバレンタインの話 4

蛍side どうしよ…、めっちゃ緊張する……。雪が来る前にちゃんと準備しておかないと…。パタパタ準備をしていると、玄関のチャイムが鳴った。 ピンポーン うっ、まだ心の準備がっ……。でも、あんまり待たせても悪いよな。とりあえず、雪を迎えに行って部屋に案内しよう。 ………とまぁ、ここまでは、良かったのだが… なんで、逃げてるんだぁぁぁあ!雪を部屋に、案内してそのまま、飲み物を取りに行くって台所に逃げてしまった。 だって、緊張するんだもんっ! ふぅ……。台所で水を飲んだら少し落ちついたオレンジジュース持って雪のところに戻ろう… 「雪、オレンジジュースで良い…?…なんで、そこ?」 「ふぇっ? なんか、ふかふかで気持ちよさそうだったんだもん。駄目…、だった?」 「いや……。大丈夫、だけど…」 「蛍くんの部屋シンプルで良いね!ぬいぐるみ可愛い。あ!そうだった!happy Valentine‼︎ 」 「お、おう。ありがとな!すっげー嬉しい」 雪が、俺のベットに座って居たのは驚いたが、 バレンタインの事をすっかり忘れていた自分にも、かなり驚いた。 雪が俺の為にチョコレート…。写真撮らなきゃ。嬉しさで舞い上がってた俺は、雪に、猫のぬいぐるみを見られたことに全く気づいていなかった…。 ホワイトデーは雪の好きな物作ってやろう。

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