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テストなんです… 4
蛍side
寒っ。
雪を置いて外に出た。外は風が強くて、すごく寒かった。もうすぐ雪が来るはず……。
そう思って待っていると、慌てて出てきた雪とぶつかってしまった。待っていると思われるのなんか恥ずかしいな…。
「待っててくれたの?」
「は?馬鹿か。んな訳ねぇーよ」
素直に言うのが恥ずかしくて…。つい、そんな事を言ってしまった。しかし、雪はそんな僕の心も理解てくれる…。
「蛍くん大好き」
(か、可愛いぃぃ…)
「蛍くん?どうしたの?」
「はっ。…べ、別にっ!か、可愛いとか思ってない!」
あぁぁぁあっ!やらかしたっ。これじゃ、雪が可愛くないみたいだ…。素直に伝えるのはちょっと苦手だ…。克服したいけど…。出来るだろうか……。
「あ、ちがっ……」
「ふふっ、分かってるから大丈夫だよ!」
「…あ、うん。ごめん。雪は可愛いよ」
この発言で、雪は顔を真っ赤にして…。何を言っても "上の空" 状態なってしまいました。
なんか、幸せだなぁ……
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