蛍side 珍しく雪が俺のクラスに来たかと思えば "土曜日空けといて" か……。絶対空けとこう。予定表を確認して、雪との約束の日を書き込んだ。 予定表に雪との約束が加わっただけで、気持ちが、"ふわふわ〜" っと暖かくなる…。 保健室でサボろうと歩いているとなぜか雪を見つけた。まだ近くにいたのか……。 「どうした？何かあっ…。お前も怪我してるぞ保健室行くから乗って。おんぶしてくから！」 「いや、大丈夫だよ。いつものことだから」 「…強制的にお姫様抱っこな……」 こうして本来の俺の予定は壊されて、痛々しい怪我をした雪は、保健室のベッドで寝ている 手当ての最中に首をカクカクして寝てしまったので、ベットに運んだのだ。 それを見守るうちに俺も眠くなって来た。 "少しだけ…" そう思って寝てしまったのだったそして、眼が覚めると学校は終わっていた…。