38 / 44
遊園地デート 4
蛍side
クレープを食べ終わってから、メリーゴーランドや、コーヒーカップなど様々な乗り物に乗った。どれもこれも、始めてらしい雪は、いつもよりもはしゃいでいた……。
「蛍くん、蛍くん。あれなに〜?」
「あれは、空中ブランコだな」
「あれ乗りたいっ!」
雪は本当に幼い子のようにはしゃぎ、ずっと、目を輝かせていた。いつものテンションからすると、本当に年相応に見えて少し安心した…。
「うわぁ〜。たか〜いっ!」
雪は足をパタパタさせて、喜んでいた。
もう一回乗るというので俺は、下でムービーを撮った。こんな風に喜んでくれるとは思ってなかったから、嬉しかった。
「楽しかったか?」
「うんっ!」
そろそろ日も暮れてきたし、帰らないといけない……。でも、もう少し一緒に居たいな…。
ともだちにシェアしよう!