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第1話
「せーんーちゃーん!」
「んあ?わっ!何だよ!急に抱きつくなバカ万里」
「ふーらーれーたー!!」
「はぁ?また?」
東雲 万里は俺、久遠寺 千里の友人である。
女みたいに可愛い顔をしているからか凄くモテる。告白は毎度相手からで断れなくて付き合って付き合っていくうちにアホみたいに相手のことを好きになって大切にする。
にも関わらずこうして短期間でフラれてはこうやって泣き付いてくる
「今度はどうしたよ?」
「えぐっ…好かれ過ぎて気味悪いってぇ…」
「はぁ?」
「好きになってって言われたから沢山いいとこ探して好きになったのに…」
「まぁ。仕方ない。幸せすぎて恐怖でも感じたんじゃねぇの?またすぐ出来るだろ」
「うーっ…もうしばらくは要らないもん…」
「それ…耳タコだよ…」
「今度こそだもん!せんちゃんは最近どうなの?彼女ちゃん。」
「ん~?相変わらず?仲良くしてるよ」
「もうどのくらいたった?」
「もうすぐ五年?かな?」
俺には高校時代から付き合っている子がいる。喧嘩もなく平和な付き合いだ。
それなりにやることもやってるし…クリスマスの日はお互いバイトで会えないから早めのクリスマスをしようって約束してた
見た目は派手ではない。落ち着いた感じの隣にいて安心できる相手。
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