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万里は仕事が早いので日程は直ぐに決まった。
「久しぶりだぁ…ドキドキする」
「一が迎えに来てくれるみたいだよ」
「そう。俺大丈夫かな?」
「大丈夫」
長い長い空の旅を終えるまで万里はずっと手を握ってくれて周りの目を盗んでキスも沢山してくれてとても幸せだった
降り立ったあともずっと手を繋いでくれてた。
流石に荷物が多かったので荷物を受け取ってからは手が離れちゃったけど俺の側にずっと寄り添ってくれてた。
こんな風にまた隣に立てるなんて思ってもみなかった。
二人で見つめ合いながら微笑んで足を踏み出す
「おかえり。千里。万里」
二人とその息子に笑顔で迎えられた。
万里の記憶は戻らないのかもしれない。でも不思議と不安はなくて…
明るい未来が俺には見えていた。
「せんちゃん。行こうか」
外の明るい光に照らされた万里はやっぱり綺麗で…
あぁ…もう…二度と…あなたから離れない…改めてそう誓うのだった
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