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第99話

微笑ましい光景を一と一緒に見つめながら目を合わせた 「なぁ。千里」 「ん?」 「俺の嫁可愛い…」 「知ってる…溝芽くんって妙に色気あるよね…」 「…あぁ…俺に似たな」 「げっ…自分で言っちゃってるし」 「仕方ないだろ?俺だから」 「まぁ…納得しちゃうけど…将来楽しみ?だね」 「どんな子連れて来るんだろうな。まぁ溝芽は顔もいいし頭もいいし心配はしてねぇよ。見る目もあるようだしな。お前にベッタリじゃねぇか」 「まりちゃんは僕と結婚するよね?」 「ううん。俺はせんちゃんのだからごめんね」 「…知ってるし。あーあ。初めて振られた」 「…ねぇ。一」 「ん?」 「…溝芽くん…本当に5歳?」 「生まれ変わった大人とかじゃない?」 「あははっ!!そっちのがしっくりくるかもな!なぁ!溝芽」 「へへっ!僕大人」 みんなで笑って美味しいご飯を一緒に食べられて…こんな日が来るなんて…あぁ…もう…俺…一生分の幸せ使い切っちゃったんじゃないかなって…思えるくらい… 「せんちゃん。俺を好きで居続けてくれてありがとう…」 万里の真剣な言葉に胸がまた熱くなってどうしようもなく…涙が止まらないんだ 「あぁ!もう!ちーちゃん大丈夫?泣いてばかりじゃん!僕が慰めてあげる!」 そう言って俺の元に来てくれた溝芽くんはギューっと俺を抱き締めてくれてほっぺにキスしてくれて頭を撫でてくれた 「ちーちゃん。ちーちゃんは一杯一杯頑張って来たんでしょ?だからもういいんじゃない?まりちゃんっていう最高に愛してくれる人が隣りにいるんだからもう肩の荷をおろしていいよ。まりちゃんに甘えたらいいよ!ね?」 「ありがと…溝芽くん」 「僕に鞍替えしてもいいんだよ。まりちゃんじゃ頼りないならね」 「あぁ!それはだめ!せんちゃんは俺の!ご心配いりません」 万里が仕事モードの表情で溝芽くんを威嚇する 「その自信があるなら安心だね!パパ!父さん!」 「おぅ。万里はこう見えてできる子だからね、 可愛い顔して俺たちの中で一番すごいんだぜ!!」 「百…そんなこと言ったら妬ける…」 「俺はお前が一番だけどさ!」 「パパ!!僕は!?」 「溝芽は特別!何より特別なの」 「そっか。ふふっ。それで許してあげる!よしっ!ご飯も食べたし一緒に遊ぼ!」 その後は日が暮れるまでみんなでボードゲームをして遊んだ。 夕飯もごちそうになって今日はここに泊めてもらうのだ。 明日は両親に会いに行く。どんな表情で出迎えられるのかちょっとの楽しみと適度な緊張感に包まれて眠った おわり?

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