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第50話
家に着いて、由里を部屋に寝させて…典之は義母たちと話し合いをする。
離婚の方向で、もちろん由里の親権は自分が持つことを前提に…
義祖母は願ったりだが、義母はやはり渋る。
典之に恋している義母…
別れたくはなかったが…
弁護士である典之に、由里の虐待が明るみになり、拒否し続けることはできなかった…
こうして、由里はその日のうちに父と東京へ行くことになった。
幸いまだ夏休みということで、二学期から転校する手続をして…
由里にとって想像もできない、新しい環境での生活がはじまるのだった。
章《たすけて》終了。
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