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第60話
一方、由里は…
東京には変わった人がいるんだな、ぐらいに思って家に帰って来て…学校の宿題を片付け、お風呂に入って父の帰りを待つ。
最近は仕事が忙しく、帰ってくる時間も次第に遅くなっていた。
「ただいま…」
「おかえり!!」
いつもの父の声…
急いで玄関まで迎えに行く。
「遅くなってすまないな」
部屋に上がりながら謝る父。
「ううん!お仕事大変なんだよね?」
「少しな…ご飯食べようか」
「うん!」
父の買ってきたお弁当を温めて2人で食べ始める。
「ヨシヤス…」
やや真剣な瞳で問いかけてくる父。
「どうしたの?」
首をかしげるヨシヤス。
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