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第84話
自分のせいで…
手首切って死のうとしたり…
義母さんと仲良くできなかったから…
いっぱい心配かけたせいで…
そう思うとつらくて…
「…少しはっ自分で考えろっ甘えてんじゃねぇっ」
さらに言葉で責めるカオル。
だいぶなれてきた後ろの動きを一時止めて、自殺未遂の痕を舐める。
「っごめ…なさいっ」
全てが、ツラくてツラくて…
でも…死にたくなくて…
カオルは不意にかじりつくように由里の唇を奪い…
何度もくちづける。
「っ…?」
「わかったらびーびー泣くな!ガキっ」
親指のハラで由里の涙を荒く拭き取りながら…そう叱咤する。
「っぅ、」
怒鳴られ恐くて、なんとか泣くのをやめる由里。
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