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第102話

「……うん、ユウくんは、もうやってるんだよね?」 同い年の子が働いているなら… 「そうだね、まぁ…君は身体が小さいから、昨日みたいな撮影はまだまだ先になると思うけど…じゃ、仲間になるという答え、受け取ったから…もう、後でやめたいと言ってもとおらないからね、二十歳までは働いてもらう」 真剣に確認するコウヤ。 「はい…」 しっかり返事する由里。 「あと、気になるのは…その言葉だね」 不意に首を傾げていう。 「あ…」 指摘されてどきっとする。 コウヤがあまりに普通に接するので忘れかけていたけれど…

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