107 / 129

第107話

コウヤは息をついてスタジオへ入っていく… 撮影が終わった後、なにやら相手の性優に絡まれている様子のユウ。 肩を抱かれて困っている… 「こらこら、そのコはダメだよ。これから用があるんだから…」 そっとユウを助け出しながら声をかける。 「ぅわ、コウヤ先輩、ちぇッ」 相手は軽く舌打ちする。 「ユウ、これからね、君のパートナーに会わせるから、撮影後で疲れてるとこ悪いけど来てくれるね?」 コウヤはユウに視線を合わせながら言う。 「…はい、パートナーって…?」 ユウは軽く首を傾げ、コウヤに聞く… 「それは…向こうで話すよ、行こうか」 優しく促すコウヤ。 ユウも了解してついていこうとする。

ともだちにシェアしよう!