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第121話
そうして日々は過ぎて行く…
相変わらずBOUS内、ユウのそばには、常にヨシの姿があって…
先輩たちからは、兄弟扱いや、セット扱いされてしまっていた。
「はは、仲良し兄弟は今日も一緒だな」
「ヨシ、あんまりユウの後ろ、くっついていると、金魚のフンみたいだぞ!」
談話室から先輩たちの笑い声…
「へへっ、先輩もくっついてみますか?」
にこやかに対応するヨシ。
出会いから半年が経って、ヨシもかなりBOUSの雰囲気に慣れてきた…
言葉もユウの教えの甲斐あって、強いナマリは消えてきた。
何をするにもユウを手本にしてヨシは変わっていった…。
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