7 / 13

第7話

気持ち良いからか、苦しいからか、涙が止まらない。それに気づいた佐伯は、涙さえも舐めてくる。 『…イキたい?』 佐伯の問いかけに首が取れそうなくらい頷いた。 『俺と、付き合ってくれる?』 俺の目を覗き込みながら獣のようだった瞳が、真剣な瞳に変わる。 あ、また見たことない瞳だ。 どれだけ、変わるんだろう。 でも、正直すごいことを言われているんだろうが、俺はイキたくて仕方ない。 しかも、頭はそればっかりで。 考える力はなくて。 『あ…つき…あ、ぅ?』 『うん。そう。俺と付き合って?』 なんで?なんて当たり前に浮かぶ疑問も浮かばない。 思考力は低下して、荒い呼吸ばかりが出てくる。 『…っつ!やぁ、さえ…きっ』 ぎゅっと、ちんこを握られる。 『…付き合ってくれたら、イカせてあげる』 ね?と、あの、腰にくる声で耳元で囁かれる。 『あ…、い、イキたぃ…』 ほんとに、ほんとにイキたい。 もぅ苦しくてたまらない。 『うん。イキたいね。ほら、なんて言うんだっけ?』 『ひっ!』 また、ちんこの先を、尿道を爪でひっかくように いたずらされる。 『小沢が言ってくれたら、いっぱい 何回でもイかせてあげるよ』 もぅ、限界だ。

ともだちにシェアしよう!