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第8話

『あ…佐伯と…んっ…付きあうっ…』 だからお願い。 顔を上げれば、佐伯は満足そうに甘い微笑みを浮かべて…泣きそうになっていた。 『…よし!よしっ!小沢 一緒に気持ちよくなろうね』 妙に張り切った声を出しながら、佐伯は俺と自分のちんこを握りしめて一緒にこすり合わせる。 『あぁっ!あ!あ!…んくぅっ…』 『…んんっ!!』 ようやく、イくことができた開放感と安堵とで力が抜けて そのまま佐伯にもたれかかった。 『…はぁ、気持ち良かったね、小沢』 『…ん、』 佐伯は俺を抱き返し、器用に片手で受けとめた俺と自分の精液をハンカチで拭った。 ハンカチとか持ってるんだ。意外。 なんて考えながら。 佐伯の手が俺の背中を撫でてくれる。 大きな手で、何度も何度も。 イッた気だるさで、眠くなってきた。 我慢させられすぎて、変に体力消耗した感がある。 『ふふ。眠くなってきた?』 ちゅっと頬に口付けされて、なんだか心地よくて、…って違う?? 眠気が一気に吹き飛んだ! バッと佐伯から距離をとると、丁寧にも俺のちんこをしまってくれている最中。 『ん?どーしたの?』 『ど、ど、ど、ど、したって…何?今の』 『今のって?あ、ちんこ痛かった?』 佐伯は小首を傾げてなんか可愛く言った。 『ち、違くてッ!何だよ、おにごっこからの流れっ!!』 『ん?、…告白?』 いや、なんで疑問系なんだよ。 お前が疑問だわ。

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