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第9話、スクール水着、鞭
震える脚でステージに上がる。
大勢に見られている。
沢山の視線を感じる。
黒のチェスターコートから覗く脚はスラックス越しでも震えているのが解る程緊張していた。
ゆっくりとコートを脱ぎ、ネクタイを外す。
ジャケットを落とし、震える手でボタンを外していくと素肌でもシャツでもない濃紺が見えた。
「何を着てるんですか。」
「…っ、スーツ、です」
恥ずかしくて言えない。
だけどもボタンを外す手はとまらない。
ベルトを外しチャックを下ろす。
あぁ、見られてしまう
「質問を変えましょうか。
スーツの下に何を着込んでいますか。」
「……みず、ぎ、です」
「聞こえません。」
「…水着、女の子の水着……スクール水着です、」
スーツを脱ぐと水着、それも女児用スクール水着を着ていた。
サイズの小さな水着は余計に身体に食い込み陰茎の膨らみだけに飽き足らず乳首まで浮き彫りにさせている。
勃たせているのか臍の下辺りが濡れていた。
「何時からですか。」
「あ、朝からです…。
一日…着てました。
会社でも、ずっと…。」
ぶるぶると震える脚は緊張だけなのだろうか。
視線に耐え切れずきゅっと目を閉じれば、更に視線を意識してしまう。
恥ずかしい
恥ずかしい
だけど…もっと見て
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