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ー友情ー

和也は望の事を引っ張りトイレの方へと連れて行く。 「まぁ、俺は看護師だからさ…薬剤師に言えば、こういうのって楽々手に入るんだぜ。しかも、コイツを扱うのもプロなんだから俺に任せてくれたらいいって事…」 望はその和也の言葉に顔を赤くしたままトイレに連れてかれるのだった。 トイレに行かされた後に、望と和也は再び部屋へと戻って来ると、望はそのまま和也にソファへと押し倒される。 「本当はこういうやり方はしたくなかったんだけどな…。俺的には望にちゃんと告白して望と晴れて恋人同士になって、望の事を抱きたかったんだけど…まぁ、今回の事は仕方がない。今の望はアイツしか頭にないようだし、だからさ、俺が望の事を考えるのは今日で最後にするよ…」 和也はそう望の瞳を真剣な眼差しで見つめながらもどこか悲しげな表情をしているようにも見える。 そして、和也は望に向かって頭を下げた後に望の事を抱くのだった。 そんな和也に望は何も答える事はなく。そう、そこまで言われてしまうと返す言葉がなくなった。というのが正解なのかもしれない。 今の言葉で和也も望の事を本気だったって事は望にも伝わっているだろう。 だから、望は抵抗も何もしなかったのかもしれない。 それから暫くして、和也は望の事を抱けて満足したのか、望から離れると溜まっていた仕事を始めるのだった。 そんな和也の後ろ姿を望はボッーとした瞳で見つめる。 ここで一緒に働いていて初めて和也が望の事を好きだっていう気持ちを知った。 だから、今の望は悩んでいるのかもしれない。 初めて、2人同時位に告白を受けた。 だから、自分はどちらにしたらいいのかっていうのを悩んでるのかもしれない。 だけど、もう、自分は決めている。 フラフラとしながらも望は立ち上がり、和也の隣にある自分のディスクへと向かう。
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