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ー友情ー

それから、何日かしたある日。 急に望と和也が病院で使っている部屋の電話が鳴り響く。 和也は何か胸騒ぎでもしたのか、その電話に出ると、どうやら、相手は和也の知り合いも刑事で白井だったらしい。 電話に出ると、和也は相手が白井だと分かると声を荒らげ、 「…で、どうだったんだ?何か分かったのか!?」 『まだ、そんなに詳しい情報ではありませんが、一つだけ分かった事があります。君の所に入院している桜井さんと坂本さんという2人は親友だそうですが、その坂本さんには1年前に奥さんと子供を火事で亡くされています。その日、たまたま非番だった桜井さんは散歩をしていたそうなんですよ…それで、坂本さんの家の前を通った時にその坂本さんの家が火事になっていたそうなんです。でも、火の回りが早くて、桜井さんがその家に行った時にはもう家の半分が焼けてしまっていたそうなんです。流石の桜井さんも火事現場において見て見ぬ振りは出来なかったそうなんですが、助けたくても流石に装備を付けてないままで入っても自分が犠牲になるだけと思ったのか、どうしようも出来なかったらしいんですよ。暫くして消防車が来た時にはもう家は全焼してたらしいのです。その時、近くにいた桜井さん坂本さんは近付いて、『何で、助けに入らなかったんだ!!』と胸倉まで掴んで激怒したらしいんですよね…』 「って、事は…坂本さんに桜井さんを脅す動機というのは十分にある訳か…」 と和也はそこでポツリと呟く。 「分かった!じゃあ、また、何かあったら頼むなっ!」 そう言うと和也は電話を切るのだった。 そして、今、白井に聞いた話を望へと話始める。 「そっか!じゃあ、ちょっと、俺さ…桜井さんの所に行って来るなっ!もっと、詳しく聞いてきたいからさ…」 望は和也からその話を聞くと白衣を自分の椅子の背もたれへと掛け、雄介がいる病室の方へと向かう。 そして、望は雄介の病室にあるドアをノックすると、 「失礼します…」 と静かに言って中へと入って行く。 「お!先生!今日は白衣姿じゃないんやな…」 「まぁな…」 望はその言葉を軽く流すと近くにあった椅子へと腰を下ろす。 「なぁ、お前って誰かに命狙われてるんだってな…」 望の口から出た言葉に意外過ぎて、一瞬言葉を詰まらせた雄介だったのだが、次の瞬間には望の顔を真剣な表情で見上げていた。 そして、 「な、何で…それを!?」
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