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ー天災ー68
「ああ、まぁ……昨日よりは重症患者さんが多くなって来たからな。 これから暫くそういう事が続きそうだぜ。 だけど、多少は落ち着いて来たから、明日はきっちりと休めってさ」
「そっか……なら、今のうちに休める時に休んでおくしかねぇよな? 俺達だって、地震があった当初は休まずに動いてたんだからさ、俺達だって、ロボットじゃねぇんだからさ」
「ま、そういう事なんだろうぜ……それに、俺達だって気が休まる日なんてなかったんだからさ」
「……へ? そうなん? 俺も明日は休みっていうんか、今はレスキュー隊の方も結構来とるから、交代で休み貰ったところだったんやけど」
「そっか……まぁ、遊ぶって訳にはいかねぇけどさ。 たまには俺達の方も休んでいかないと体もたねぇし……せっかくなんだから休んでるしかねぇよな? とりあえず、俺的には自分の家の様子見に行きてぇんだけどなぁ。 ほら、誰もいないし、どうなってるか!? って知りたいじゃん!」
「ああ! それ、分かるー!」
望の提案に反応したのは和也だ。
「……だろ? だから、せっかく明日は休み貰ったんだし、様子見に行こうかな? って思ってさ」
そう言いながら望の方もパンを口にする。
「確かに、気になるのは分かねんけど……。 まだまだ、街の方は危険なんやで、ガラスとか瓦礫とかが道という道の散乱しておるしな。 崩れかけのマンションとか建物だってあるし」
「それに気を付ければいいんだろ?」
「んー、まぁ……確かにな……」
と雄介は少し考えた後に、
「ほんなら、俺も行くし! でも、今のこの状況で自分の家が何処かって分かるもんなか?」
「分かると思うけど? だって、自分の家じゃんか」
「んー、ホンマ、外は変わり果ててしもうてるからな……何処に何があったかっていうのも分からない位になっておると思うねんけど。 だって、望達は地震が起きてから、外の状況あんま知らんやろ?」
「まぁな……」
雄介の質問に和也と望は同時に返事をする。
「そんな状況で大丈夫なんか?」
「大丈夫だろ?」
「今はホンマ外を舐めたらアカンよ……めっちゃ、危ないしな」
そういう風に言う雄介なのだが、
「逆にそんな状況になってるんだったら、俺達が逃げちゃダメなんじゃねぇのか?」
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