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ー天災ー81
「望……ホンマに俺はお前ん事が好きやからな……」
恋人達にとって『好き』や『愛してる』とう言葉というのは一番の魔法の言葉だ。
凄く安心も出来て本当に今は恋人が側にいる事も分かる。
もっともっとこう安心したいと思うのはいけない事なんであろうか? 今の望はきっとこう思っているのかもしれない。
今は二人だけの時間なのだから、こう雄介にもっともっと甘えたいそして抱き締めてもらいたい。 だって今は離れて暮らしているのだからそれ位はいいんじゃないかと思ってしまう。
「これ以上はええか? これ以上の事すると、俺の方がホンマに我慢出来んようになるし……」
そう言うと雄介は望から離れていく。
分かっている。 今は色々な事を我慢しなきゃいけないって事も、それでも恋人が側にいるんだから甘えたいと思うのはいいのではないだろうか。 だが望にはその一歩を踏み出せないでいた。
望は思いっきり深呼吸をすると望は半身を起こし雄介の手を取ってベッドの方へと引きずり込む。
「な、俺達ってさ……少ししかいられないんだろ? な、だから……」
望の言葉ではここまでが限界だろう。
そう言うと望というのは結構、行動派なのかもしれない。 今度は雄介の体の上に覆いかぶさるように乗って唇を重ねる。
「……望? そっか……望がそういう気であるんやったら……」
雄介は望の体をそのままの状態で抱き締めるのだ。
「な、ホンマにええんか?」
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