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ー天災ー93
ロビー内をバタバタと走る看護師達。 入口からは次から次へと患者さん達が運ばれて来ていた。
それを見た瞬間にはもう望達も行動を起こし始める。
いつも診察室として使っていた部屋も今は処置室になっていて、そこでも治療が行えるようになっているのだ。
色々と治療している中で和也と望のコンビは最強だ。
というのか、息がピッタリ合っているという方が正しいのかもしれない。
和也は望の指示に従って薬や包帯を出す。 いや言われる前に出していると言った方がいいのかもしれない。
ひと通りやり終えると今度和也は裕実へとバトンタッチするしたようだ。
「とりあえず、望の言う通りに動いていけばいいんだからな。 次はやってみてくれよ」
「はい! 分かりました!」
そう次の患者さんは和也が裕実に任せる事にしたようだ。
次に運ばれて来た患者さんの治療に入る望。
すると裕実は新人っていう程ではない事に驚かされた。
昨日和也が言っていた事は本当だったのであろう。 凄く動きがいいのだから。
それでも裕実は望の指示について行くのがやっとのように思える。
一人治療を終えたところで、望は、
「和也が言っていた通り、本宮さんは大丈夫みたいだな。 俺に付いてこれてるみたいだしさ」
「そうみたいだよな……なら、いいんじゃねぇの?」
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