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ー雪山ー160

 コテージを後にした雄介は和也と裕実の背中を押して先ずはさっき言っていた食堂の方へと向かうのだ。  食堂の方は気持ち的にお昼過ぎているだけあって人はそれなりに居るのだが空席が目立つ程だ。 雄介は空いている席を確保すると、そこに荷物を置いておく。 「ほな、何食う?」  この食堂はスキー客とコテージに泊まっている客と両方からのお客様を取り入れる為、早く回すという事とコスト削減の為なのか先に食券を買ってセルフで自分で運んでいくというシステムらしい。  三人は先ず食券を買う列の方へと並んで、それから食券を買うと自分が選んだ食事を選び席の方へと戻って来る。 「和也は何にしたん?」 「俺? カレー」 「カレーかぁ。 俺はシャケ定食……で、裕実は?」 「僕はうどんにしましたよ」 「そんなんでお腹いっぱいになるんか?」 「なりますよー。 逆に雄介さんは食べすぎなんじゃないんでしょうか?」 「ま、まぁ……食わないとやっていけん仕事しとるしな。 普段は体を動かす事をしとるから、食べれる時に食べておかんとな。 それに、食べても直ぐにエネルギー消費の方が激しいし、すぐにお腹空くし、多分、俺の場合にはこんくらいじゃあ、足らんのかもしれへんけどな」 「そうなんですかぁ!?」 「当たり前やんかー。 お前の方は逆に食わんと、難い良くならへんで……」  雄介はそう言いながら目の前にいる裕実の胸を叩き笑うのだ。 「ほらな、筋肉ないやんかぁ」  雄介の行動に裕実の隣にいた和也が雄介の事を睨みあげるのだ。 その視線に気付いた雄介は、 「和也ー、睨まんでも分かっておるがなぁ。 こんくらい許してくれたってええやろ?」 「お前なぁ、望に触れられないからって、裕実に触れてんじゃねぇよ」  和也はスプーンでカレーを掬いながら口に運びながら言うのだが雄介の方は突然ため息を吐く。 「望かぁ……」

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