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ー雪山ー172

「何言うてんねん……望の場合には逆に食える時に食っておかなぁアカンやろ? 普段はコンビニ弁当や、カップ麺位しか食べてへんのやろ? 寧ろ、今日は食うもんは食うてな……って感じやしな」  雄介はそう言いながら完全に焼肉の時に必要な食材やお皿を運び終えると望の隣へと腰を下ろすのだ。 「ま、まぁー、そうなんだけどさ……俺はお前のようにがっついてないだけだ」  望はそう言うと今度は和也の方に顔を向けて、 「あんなぁ、その言葉、お前等にピッタリな言葉だろうが……俺と裕実はそんなに食に関してはがっついてないと思うんだけど……」  そう本気で言っている望に対し和也の方は一つため息を吐くと、 「ホント、望は冗談が通じねぇ位に真面目さんだよな。 冗談に決まってるだろ? 肉の方は多めに買って来てるし、自分が好きなように食っていいんだからな」 「悪かったな」  そう望はふてくされるように言う。 「ま、いーや……今日は思いっきりハメ外そうぜ!」  和也はそう言うと買って来たビールを全員に渡す。 勿論、裕実にもなのだが裕実にはとりあえずという所なのであろう。  そして、 「カンパーイ!」  そうみんなで交わすと、 「今日は思いっきり呑む為にいっぱいビールも買って来てるからさ。 じゃんじゃん遠慮無しに呑もうぜ。 普段はさ、車とか仕事とかあって全然呑めないけどさ……まぁ、今日くらいはって……まぁ、いいんじゃねぇのか? 俺たちだってたまにはこういう息抜きっていうのも必要なんだしさ……」 「せやな! 今日は俺も思いっきり呑むし! 望もたまにはハメ外しやぁ、望もビール呑むんやろ? 普段はあまり呑まないみたいやけどな……」 「まぁな。 タバコは最近吸わなくなったけどさ……酒の方はまぁちょいちょい呑むっていうのか、まぁ、俺は一人では呑まない感じかな? だから、今日は俺も思いっきり呑むつもりだしな」  雄介は望の言葉に一瞬、体の動きを止めて首を傾げると少し視線を上の方へと向けて何か考える。 「ん? 望ってタバコ吸ってたんか?」  そう雄介はビール片手に望の顔を覗き込むように聞いてきた。 「あー、前にちょっとはな。 でも、タバコは常習してなかったかな? 一ヶ月にひと箱位だったと思うんだけど……」  望の方は焼けた肉を口に運びながら話すのだ。 「へぇー、意外やなって感じがするんやけど、望がな……タバコ吸っておったなんてなぁ」 「まぁな。 それに、和也にもちょいちょい上げてたし、だから、そんなには吸ってなかったっていうのかな?」 「ほな、何で完全に辞めたん?」

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