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ー過去ー127

「あのさぁ、もしかして、本宮君が既に誰でも良かったって、場合にはどうなんだよ」 「そう望は何で疑うのかな? まぁ、確かに実琴の場合、その可能性はあるんだけどさ……新城の場合には違うと思うんだけどな。 もし、そうだとするならば実琴は浮気って事になる訳だろ? そうそう! だって俺達の方はまだ完全には別れてない訳だしさ」 「でもさ、ホテルとか行くんだったら、焼肉屋でって方がバレないって思うんだろうしー」 「なら、俺が朝、新城達の部屋に入った時にその話は止めるんじゃねぇのか? 話を止めなかったって事は、実琴はもう俺の事諦めているんじゃねぇのかな? つーか、基本的な事忘れてたんじゃねぇのかな? 今まで悩んでた俺達が馬鹿みてーじゃん! だってさぁ、今までアイツ等俺の前でそんな話をしてたんだぜ。 まだ、俺と実琴が完全に別れてないのにさぁ、そんな話をするって事はさ……実琴は俺の事完全に諦めたって事になるんじゃねぇのかな? だって、実琴と新城がやったって事はさ浮気になるんだろ?」 「そう言われてみればそうだな……。 って事は俺等の考えすぎだったって事になるのか? つーか、誰も浮気なんかしないもんだから、そこまで頭が回ってなかったのかもしれねぇな。 なら、和也……本宮さんに別れを切り出すのは今なんじゃねぇ? ちゃんと本宮さんとの事を終わらせて、裕実と再出発するんだろ?」 「ああ! 当たり前じゃん! よし! 明日、仕事が終わったら、実琴に別れを告げるよ!」  和也の方は急にスッキリしたような表情をすると、気合いを入れるように拳を握る。 「そうだな……これで、裕実の方も安心したよな」  望は裕実の方に顔を向けると笑顔になる。 「はい!」  やっと幸せを噛み締める三人。 今まで悩んでいた事が解決し本当にスッキリしたようだ。 「明日が終われば、明後日は休みだしー、再出発にはいい日だよな。 丸一日空いてる訳だし、裕実とはデート出来るしさ……。 って、明後日は望の誕生日なんじゃねぇ?」 「ん? あ、ああ……まぁな……」  別に和也には知られたくはなかったのか、望は詰まらせたような返事をするのだ。

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