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ー過去ー129
雄介はテーブルの上に料理を置き終えると、
「確かにそうやんなぁ。 和也がまだ裕実と恋人だっていう事を言ってなかったんやったら、本宮君が浮気したって事になるんやしなぁ」
「そうだろ? 和也はまだ本宮君に裕実の事は言ってないんだからな。 まぁ、新城が本宮君に和也と裕実の事を言ってなかったら? の話になるんだとは思うんだけどさ……。 それに、ここまで来たら逆に新城と本宮さんの口裏合わせではないように思えるしさ。 和也はそんな話を二度も聞いてるって言ってるしな。 俺等が悩んでいる間に新城と本宮さんは急接近していたって事になるんだな。 別に和也が二人の間に入らなくても大丈夫だったって事になるのかもな」
「ほんなら、良かったやんか」
「まぁな」
「これで、和也と本宮君の事はスッキリしたって訳やんな」
「そういう事だ」
「ほな、今度は俺等がもっともっと幸せにならなぁ、アカンよな?」
そう言うと雄介は望の方に向かい笑顔を向ける。
だが自分の事になると慣れてない望は、その雄介の言葉に急に顔を赤くし、
「あ、ああ……まぁ、そうだな」
「……って、明後日は望の誕生日ねんやろ? そん時にはもっと幸せを感じれるようになろうなぁ? その日は忘れられない位の日にしたるし待っておってな。 望にお許しもらったし地下室でうんと望の事愛したるしな」
望にとって恥ずかしい言葉をペラペラと言う雄介に更に望が顔を赤くしたって事は言うまでもないだろう。
「プレゼントはもう昼間のうちに買ってきておいたし、後は誕生日を待つだけやんな」
「なんかさ……俺、今までこうして誕生日を祝ってもらった事がねぇから、照れ臭い感じがするんだよな」
「ほなら、余計に忘れられない誕生日にせなぁアカンよな? まぁ、俺が帰って来れるのは朝の10時位になってまうけど……そっからはもう丸1日望と居れる訳やし、それまでは我慢や我慢」
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