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ー天使ー55
望は雄介と喧嘩した事を和也へと話始める。
話をした後に和也は口を開くのだ。
「望が焦り過ぎなんじゃね? それに、雄介だって、やりたくねぇのにやったって成長は出来ないだろ?」
「やっぱり、そういうことなのかな?」
「それに半分無理矢理に望が雄介に医者か看護師になるように言ったんだろ?」
「それは前に話しただろうがぁ、雄介は前に一瞬だけ看護師か医者になりたいって言っていたから、その話を雄介に振っただけなんだからよ」
「でも、望は雄介に医者の方になってほしい。 みたいなことを言ったんだろ? まず、雄介に医者が勤まると思うか?」
「だから、それは何回も雄介に確認したよ。 それでも、本人は構わないって言ってたし」
その望の言葉に和也は首を捻らせ考えてくれているようだ。
「なぁ、今から雄介呼ばないか? それで、俺が色々と雄介に聞いてみるよ。 望と雄介だけだと、望が冷静じゃないみたいだからさ、そしたら、二人からの意見を聞けるだろ?」
「あ、だけど……」
「今は雄介と会いたくない……か? だけど、それじゃ、お前達の関係も近付けることが出来ないし、話も進まないと思うけどな?」
そう今まで話を聞いているだけの裕実だったのだが、急に割り込み、
「望さん! 今しか無いと思うんですよ! 雄介さんと話す時間っていうのはね。 僕達が居ますから大丈夫ですよ」
裕実は望に向かい笑顔を向けると、望は溜め息を漏らす。
「やっぱ、俺も裕実には弱いかもしれねぇな」
望はそうボソリと言うと、
「分かった! 雄介を呼ぶ事のするよ」
望は立ち上がると、携帯を持ち何故か玄関先へと向かってしまう。
きっと望の性格上、電話の内容を聞かれたくないのであろう。
そんな中、和也と裕実は目と目を合わせアイコンタクトを送っていた。
和也は裕実に向かい、『流石だな……望の性格を分かっている。 望の場合、俺から言うより裕実が言ってくれた方が聞くんだよな』と、裕実は『良かった』と。
その時、玄関のチャイムが部屋へと鳴り響くのだ。
いったい今時間に来る人物とは誰なんであろうか。
宅配物等なのかもしれない。 まさか雄介が来る訳がないであろう。 雄介は今、望と電話をしているのだから。
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