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ー信頼ー52
どうやら他には無いようで子供達から意見はなかったようだ。
「ほなら、見回りの方やねんけど、何時から始めて、何処で待ち合わせをするか? まぁ、毎日はきついやろうから……人数の方も丁度十人位なんやし、五人位ずつで見回ったらええんやないの? 後は消防団としてのリーダーを決めておいた方がいいのかもしれへんで……。 今は俺が司会みたいなのをやっておんねんけど、次からは決めたリーダーにやってもらいたいかな? 俺の方はあくまで消防団の補佐役として何かあった時にはフォローする位の方がええと思うしな。 まぁ、もし、誰もいないようなら、そこは俺がやっとくからええけどな。 まぁ、押しつけてまではやらんって事で……。 ほなら、誰かリーダーやりたいっていう人はおるか?」
と雄介が問うと真っ先に手を挙げて来たのは蒼空だ。
「やる! 俺やりたい!」
「ほら、蒼空でええか……」
蒼空以外に、どうやら手を挙げる子供はいないようだ。
「ほな、蒼空で決まりやな。 じゃあ、次は見回りをするのを五人ずつにしたいんやけど……。 まぁ、男女別にはせんで、一つのチームに男女混合にしてくれたらええかな? 男の子はやっぱ女の子を守って上げるっていうのもある訳やし。 ほな、どういう風に決める?」
「最初にそのチームのリーダーを決めて、そのリーダーが指名していく制度っていうのは?」
「ジャンケンというのか、まずは男女に別れてジャンケンで決める方が公平だと思うのだけど……」
「とりあえず、どっちがええかで多数決やんな」
そう雄介が提案し多数決をすると、どうやらジャンケンでの方が多くジャンケンで決めるようだ。
そしてジャンケンでチームを決め、
「ほなら、後は待ち合わせと時間やんなぁ。 とりあえず今は夏休みだけど、昼間っていうのは暑いし、熱中症になりかねんから、夜っていうんか……夜の七時位から一時間位がベストやと思うねんけどな。 ほら、今は夜の十時にはお子様達は外に出ちゃアカンしな」
「うん! そうだね。 夜の七時にして、待ち合わせ場所っていうのは診療所でいいんじゃないの?」
「それで、ええねんやったら、それでもええよ。 ほなら、決まりやな。 後はポスターの方は自分の自由に描いて来たらええしな」
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