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ー信頼ー120
「後は、まだ、和也が望さんに未練があって、下心があるような雰囲気を出しているからなんではないんでしょうか?」
「それは流石にないな。 もう、望には未練も無いし、下心も無いしな」
「後は、やはり、和也は望さんに告白してる人ですから、望さんからしてみたら信用がないとか?」
「あ、それは、確かにあるのかもな……。 うんうん、確かに望は俺が望に告白する前っていうのは、色々な事を相談してきてくれた気がするよ。 ほら、雄介が望に告白して来た事も相談してきたしな。 それは、俺が望に告白する前の話だしな」
「なら、そうなんじゃないんでしょうかね? 望さんが和也に心を開いてくれないっていう理由っていうのは……」
「なるほどなぁ。 それなら、分かるような気がするわぁ。 今度っからは、望からの話っていうのは茶化さないで、真面目に聞くようにして、望にちゃんと話してもらえるように努力していかねでとな……ホント、さっきの朔望じゃねぇけど、親友なんて呼ばれなくなっちまうしさ」
「はい、頑張って下さいね」
「……って、お前さぁ、今まで、そんな能力持ってたのに何で隠してたんだ?」
「特に理由なんてありませんよ。 それに、まだ、自信があるって訳じゃありませんしね。 それに自慢するような事ではありませんしね」
「ん……まぁ、確かに、そうなんだけどよ」
和也はそこで一旦、言葉を止め、
「電気も消されてしまったし、いつの間にか、朔望達も寝ちまってるし、俺達も寝ようか?」
「そうですね。 おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
今まで電気が点いていて人々の話し声が聞こえていたのだが、電気までも消され静かになってしまうと、雨音や風がガラスを叩く音だけが体育館内へと響いて聞こえて来る。
確かに屋内というには、もし台風が来た時の為に建物は丈夫に作られているからなのか平穏な感じなのだが、外では物凄い風吹いているのであろう。 木々がなぎ倒されているような音が聞こえて来る。 聞いた事があるのだが、台風に中心部に入ってしまうと風というものは強いものの雨は全く降らないらしい。 確かに、そうだ。 よく天気予報で台風が来ている時の天気図を見ると台風に中心部というのは一切、雲が無い事が多いのだから雨雲も無いという事なのであろう。 だから風だけが強いという事だ。
そして翌朝には台風が去って行ってしまったのか、世に言う台風一過という言葉通りに快晴が広がっていた。
そんな中、最初に目を覚ましたのは望で、半身を起こして辺りをキョロキョロと見渡し始める。
まだ寝起きな望は頭が働いていないのか、目をキョロキョロとさせながら何か考えてるいるようだ。 そんな時、和也も目を覚まし、
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