世界観 私達の生きている世界とは違う世界のお話です。その世界には｢表｣と｢裏｣があります。 ｢表｣で最も多い生き物を人族、｢裏｣で最も多い生き物を魔族と呼びます。 お互いの住む場所に興味を持つものは少なく、また誰もが互いの場所に行けるわけではないので、争う者もほとんど存在せず、平和に過ごしていました。 そんな世界の｢表｣で、とある目的のために旅をする吸血鬼と少年のちょっとした小話。 人物紹介 ・フィン (人族・19歳・男性) 赤夜の呪い(赤い月の夜に理性を忘れて暴れてしまう呪い)がかけられている少年。 自分の親を知らず｢表｣のとある村で村人達に大切に育てられた。初めて呪いが発動して以来、村に迷惑をかけないようにと自室に閉じ籠っていたが、村を訪れたノアに｢私と裏世界に行けば呪いが解ける。｣と言われ、ノアと共に旅に出た。 白い髪と19歳に見えない少し低めの身長。 ・ノア (魔族・？？歳・男性) 生まれつき男性の血しか体が受け付けない変わった体質を持つ一族の吸血鬼。男性から快く血をもらう為に次第に女性のような容姿で産まれてくるようになったが、れっきとした男性。 もともとは｢裏｣に住んでいたが、なぜか｢表｣にやって来た。そしてフィンと共に｢裏｣を目指して旅をしている。 ｢表｣では吸血鬼とは名乗らず、人族に悪さをする魔族に注意する修行中の聖職者だと名乗っている。魔族の苦手な聖職者の道具を素手で触れる凄い吸血鬼。(フィンには自分が吸血鬼だと教えている) ｢赤夜の呪い｣とフィンについて何か知っているようだが・・・？ フィンと同じような白い髪をセミロングより少し短めにした赤目の青年。 設定を読んでいただきありがとうございます。 この時点で苦手なものが見つかった場合は読むのを中断するのをオススメします・・・。 次ページから本編になります！ 頑張ってはやめに更新します・・・。