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episode1-18

「あー…、よく寝た…。」 シャワーを浴びながら ぼーっとしている頭を少しでも覚まして 特に長居することなく風呂場をあとにした。 「相変わらず出るの早いな。」 「あんまり長いこといるとのぼせるんだよ。」 だいたい、風呂もためてないのにシャワーだけで長居していたら それもそれで不自然すぎるだろ。 「わ、うまそう。」 「んならよかった。何飲む、お茶?」 「いや、水でいい。」 俺が言うと、はい、と京は冷蔵庫の中に入っているペットボトルの水を 俺に手渡した。

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