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episode2-12
「ん、つめた…。」
「…ちゃんと飲めた?」
「んー…、もっかい…。」
侑稀がノンケなのはこの1年間つるんでてわかっていたから
別に特に何も気にすることなく言っていなかったけど
俺はバイだ。
こんなふうに煽られたら理性だってきかなくなってくる。
「…何回でもやってやるから、そんなに煽るなって。」
さっきと同じように水を口に含んで
そのまま侑稀に口づける。
「…ん、も、いい。」
「体、だるいだろ。…ベッド行くか?」
「ん、行く…。」
自分じゃ動けそうにない侑稀を
仕方なく抱き上げる。
女かと思うくらい、思った以上に軽くて
華奢な肩や腰が妙に色っぽく見えた。
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