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episode2-24

「ほら、朝ごはん。」 「…さんきゅ。」 京の作る料理は外れたことがない。 今まで1年間食べてきたけど、不味かったことがない。 「うま。」 「そりゃよかった。今日夕方からバイトだって言ってたっけ。」 「おう。」 「んーじゃあ帰り、買い物ついでに迎えに行くわ。」 今日も泊まってけば、と京が言うから じゃあそうする、と俺は特に何も考えないままそう言った。 「ふぁ…、…ねぇ、夕方までベッド、貸してくんない?」 全然寝た気がしない、と俺が言うと 言うと思った、と京は苦笑した。 「お腹いっぱいになったら余計眠い…。」 ふらふらしながらベッドに倒れ込むと ふわっと毛布が体にかけられたのが分かった。

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