「あー、あっちー…。」 「ふぁ…、んぁ、あっつい…。」 あれから数ヶ月 季節はすっかり夏模様で、ちょうど夏休み間近の試験シーズン。 ここ何ヶ月かは、平日は俺の家に京が泊まって 休日は京の家に俺が泊まって お互いの家を行き来する生活が続いていた。 「んー…、眠い…。」 「侑稀昨日バイトだったもんな。…朝、なんか食う？」 「んー…。」 「…侑稀がそんなに朝弱ぇとは思わなかった笑」 いつも遅刻ばっかりしていた京は 俺の家で生活するようになってから、出席率が抜群によくなった。 その分俺が甘えてばっかりで 余計生活能力がなくなってきているような気もするけど。