「……じゃあ服脱ぐ？」 「…なんでそうなるんだよ、せめてエアコンだろ。」 枕元に置いてあったリモコンで、ぴぴ、と部屋の温度を下げて 半分俺の上に覆い被さるようになっている京を抱きとめる。 「………これ以上したら、怒る？」 「これ以上？」 これ以上ってどうゆうことだ？と考えたのは一瞬 意味がわかった瞬間、顔どころか身体中がよくわからない熱で熱くなった。 「………怒る、とか、そゆんじゃないけど、」 「…けど、」 「けど、俺男とそーゆーの、経験ねぇから、その、」 全然わかんねぇけど、と俺が言うと なぜか京はふっと笑って、俺の頭を撫でた。