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episode5-2
「……京って、首長いよな。」
「……侑稀、まだ寝ぼけてんだろ。」
「………起きてるし。」
首元に頭を擦り寄せるようにして
んー、と抱きつくと
京から自分と同じボディソープの匂いがした。
「………もしかして、寂しいとか?」
「……別に平気、1日くらい。」
「えー、俺はすでにもう寂しいけど。」
京はそう言って、俺の体をベッドに押し倒した。
「……せっかく起きたのに。」
「いーから。」
京はそう言って、俺の鎖骨の辺に顔を寄せた。
「京……?」
「……離れんの嫌だから、俺のって印つけさせて。」
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