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episode5-3
「んっ、わっ…!」
「ふっ…、侑稀肌白いからすぐつく。」
「く、すぐったい、って…、」
ちゅ、ちゅ、と音を立てて
京は俺の鎖骨あたりを何度も強く吸った。
「……っと。このくらいだろ。」
「………京だけずるい。」
かぷ、と京の首筋に噛み付くと
首はだめ、と引き離された。
「……人にはつけたくせに。」
「普段なら全然構わねぇけど、今日はこれから実家帰るからなー。」
つけたいならここ、と京はそのまま後ろに倒れて仰向けになって
服を少しだけ捲った。
「この辺なら見えねぇだろ。」
俺は京がやったようにちゅ、と吸いついたけど
なぜかうまく痕がつかない。
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