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episode5-18
「………あの、ミサトさん。」
「んん?なぁに?」
「………女の人にこんなこと聞いて、あの、答えられなかったら全然いいんですけど。」
「なにぃ?なんでも聞いてよ、そんな遠慮しないで。」
ミサトさんのその言葉に背中を押されて
俺は声のトーンを少し落として言った。
「……あの、その、男同士でその、ヤるって、その…、」
どうやってするんですか、と俺が言うと
ミサトはえっ、と声を上げた。
「なんか、調べるって言ってもなんか、その、あれで、だから、ミサトさんなら知ってるのかなって、えっと、」
「もー、いきなりそんなこと言われたらびっくりするじゃないー。」
私女なのよぉ?とミサトさんは笑って
でも、と言葉を続けた。
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