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episode5-19

「…でも、ほんとに好きなのねぇ、ちずのこと。」 「……だから、言ったじゃないですか、好きだって伝えたって。」 「わかってるわよぉ。ただ、あんまり本気な質問だったから。」 そりゃあ知らなきゃ不安よねぇ、とミサトさん言って なんて説明したらいいかしら、と悩み始めた。 「んー、とね。まず、男同士のそーゆー行為って言っても、男側と女側って言うのがまずあるのね、」 「男側と、女側…。」 「あ、ちずがどっちかなんて私も知らないわよ?」 「……女側、って、え、えっと、」 女とだって、経験は多いとはいえない。 だからなのか、余計頭が追いつかなかった。

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