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episode5-27

昼ごはんを食べたあとも あれが見たいこれが見たいと言う美玲に付き合って 小学生の体力の凄さを思いしって 気づけば外は少し薄暗くなっていた。 「やっべ、もーこんな時間かよ…。」 「けーくん今日そんなに急いでるの?」 「あー…、まあ、な。」 さすがに妹相手に 家に恋人おいてきてるから、とも言えず 俺は言葉を濁した。 「わかったー、付き合ってる人でしょ。」 美玲も彼氏と約束してるとき時間気にするもん、と ドヤ顔で言うそのことが図星で、なんとも言えない気持ちになる。 「じゃあはやく帰ってあげないとねー、」 寂しい思いしてたらかわいそうだもん、ととても小学生とは思えないような発言に 俺は苦笑した。 【京side.end】

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