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episode6-3

「あれ、もー起きてきたのか?」 「んー…、ベッドいると1人だから。」 「……何、寂しい?」 別にそんなこと言ってない、と俺が顔を背けると そっち向くなって、と京は俺の隣に座った。 「………ゆーき、」 「……なんだよ、」 「……好き。侑稀は?」 「なっ……、いきなりなんだよ、」 なんで俺のほう見ねぇの、と京に言われて振り向くと 間髪入れずに唇を奪われた。 「も、ちょっ…、朝からなんだよ、」 「朝でも昼でも夜でも変わんねぇだろ?」 俺がしたくなったからしただけ、と京は笑って 俺の手をいじって遊んでいる。

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