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episode6-10
「え、ミサトさんそんなに仲いーんすか?」
「そうよぉ、もうすっかり常連さんだもんねぇー、」
常連ってほどは来てないっすよ、と俺が言うと
2日に1回くらいは来てるくせにぃ、とミサトさんは笑った。
「え、私ぜんっぜんシフト当たってないんだけどなんで、」
「そりゃあたまたまじゃないー?」
「ふーん、」
まあ今日初めましてってことでいいけど、と杉原さんは呟いた。
「えっと…、それで、俺なんて呼んだらいいっすか、」
「えっ?」
「あ、だから、杉原さんのこと。」
「律でいいよ。てか、ちずとタメなら私ともタメだし。」
私こそなんて呼ぼっか、と言うから
俺は困って京の方を見つめた。
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