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⑥充side
とある日に、多分ノンケかなーって子がうちの店に来た。
ここに来た理由は、前に読んだ通りだよ。(メタ)
美人だって
嬉しいね♪
その日、彼(名前は聡と言うらしい)はうちの常連さんの顕人さんにお持ち帰りされてしまった。
……めずらし
そして、毎週金曜日に二人とも来るようになった。
時間違いで
聡くんが帰って、顕人さんが来る
多分お互いのこと探してるんだろうな―って感じなんだけど、面白いから言ーわないっ♪
1ヶ月くらいかなぁ
いつもより遅い時間に聡が来た。
ちょうどいつも帰るくらいの時間。
カランカラン
「いらっしゃい」
「こんばんは」
「今日は遅いね」
「ちょっと、残業で」
「なるほど。いつものだよね」
「あ、はい。お願いします」
そして、いつもと同じカウンターの席に座る。
――――
「◎#○☆△で、@◎○▲※◆○だから!◆▽○♡☆」
この調子で、多分お酒弱いのかなぁ…
でも、よくよく聞いてると顕人さんの話っぽくて、話を聞いているとお客さんが来た。
カランカラン
顕人さんだった。目配せをして、聡くんの席と1つ開けて座ってもらう。
「……ますたー、きーてる?だからね、おれは男なんらよ?なのに、おもちかえりだよ?おとこなのに……。意味わかんない。だいたい……」
「すごく好きなんだねぇ、その人のことが」
「ちっ、ちが!ちがう!おれは、もんくがいいたいのぉ!俺のからだ、かってにいじって、へんなふうにして!声しか覚えてなくて……。だから、責任取れって、言いたくて!」
「……責任?君が覚えているのはこの声?聡」
僕の出番は終わりかなぁ☺️
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