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⑦聡side
「ぁっ」
この声……
っ!
あれ?なんで?
声聞いただけなのに…
勃っちゃう……
「ねぇ、そんなに僕のこと気にしてくれていたの?」
「ゃ、ちがっ」
ぐっと耳元に顔がよってきた。
「うれしいなぁ」
「ぁ、あっ」
どうしよう……
ちょっとでちゃった…
「マスター、この子貰っていくよ。」
「あちらのテーブルが空いていますよ。」
「あぁ、それとキャロルを頼む。」
「この想いを君に捧げる、ですか。わかりました。」
「君ねぇ、わざわざ言わなくていいんだよ。」
ぼーっとしていると、急に腕を引かれた。
「あっちの席にいこう。」
奥のテーブル席……
「責任、取るよ?なんの責任取ってほしい?」
「全部、全部だよ!俺のからだ変にしやがって。ちんこ擦っただけじゃイケなくなって、名前も知らないし……だから、その……」
「僕もだよ。君のことが忘れられなくて、毎週金曜日、この時間に君を待っていた。」
「俺だって、金曜はこの店で」
「お二人とも、金曜日にいらっしゃってましたよ。」
「っ!」
びっくりした。
いつのまにかますたーがいた。
「入れ違いでしたけどね♪」
「おいおい、気がついていたなら教えてくれよ。」
「すみません。少し楽しくて。はい、キャロル、お持ちしましたよ。」
「あぁ、ありがとう。」
「それ、は?」
「聡、これを飲んで、もう一度おじさんと来てくれないか?」
俺は、黙って頷いた。
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