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悲憤-hihun-4*
「あぁ…うっ、はぁん…」
痛さが快感に変わり、樹矢が動くたびに俺は感じていた。何度もイかされ、それでも樹矢の動きは止まらない。
「あっ…イッくっ、また出ちゃうっ……‼」
「みぃくんっ、みぃく………」
どれだけ時間が経ったかな。
途中で気絶してしまって、樹矢に頬を叩かれて起こされ行為は止める事なく続いた。
「っは。はっ、みぃ、くん…」
もう精子も出なくなっていて俺の中はぐちゃぐちゃだった。ベッドのシーツもベタベタで、どれが樹矢か俺のか分からない。
「しゆ、しゆっ…」
樹矢の怒りは落ち着いてきたのか、手を伸ばして優しく抱きしめてくれた。
「みぃ、くん?」
繋がったまま俺を抱き上げて顔を見せずに樹矢は小さく呟いた。
「…しゆ、しゆは俺のだから…もう」
__________もうどこにも行かないで…
肩を震えさせて樹矢が泣いているのが分かった。
「みぃくん…」
俺はそっと抱きしめ返すと樹矢はそのまま寝てしまった。
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