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恍惚-koukotu-2
違和感しかなかった。そんな所に指なんて…。と恥ずかしくなった。
「……しゆ、力抜いて。」
お尻の違和感を感じながらもキスは止まる事なく、ただただ気持ちよくて俺は感じていた。
「んんあ…あっ…んっ…」
「しゆ、初めてだよね…?」
彼は俺を見て、聞いてくる。
「当たり前だろっ……。」
「すごい、気持ち良さそうで嬉しいよ。」
「んああっ……」
明らかに指の本数が増えたと気づいた。
ぐちょぐちょと音も聞こえる。中で指がランダムに動いている。
「あっ、あああん…んんぅ、あっ…」
動くたびに気持ちよくて、もう何も考えられなくなる…。
「……っつあああ‼」
急に全身が跳ねた。何が起きたか分からなくて混乱する。
「ここだ…。しゆ…。」
彼が悪そうな顔で笑った気がした。
「ああ!あっ!だ、めっ…だめ!な、にっ…‼」
彼の指が一点を責める。触れるたびに俺はビクビクと身体が波打つ。
さっきまでとは比べ物にならない程に気持ち良い…。
「い、やぁ!イク…イクっ……!」
もう、出る…っ‼
そう思った瞬間に、彼の指の動きがピタリと止まった。
「あっ…え…………な、なんで。」
「しゆばっかり気持ち良いのダメ。俺も一緒に気持ち良くなりたい。」
ムスッとした顔をして、彼は挿れていた指を抜いたと思ったら、今までとは違う熱を感じた。
「えっ……ちょ、ちょっと。」
「挿れるよ。」
「んんんあ!くっ……ああっあ…。」
指なんか比べ物にならない程大きく熱いモノが俺の中に入ってきた。
熱い…痛い…苦しい…感情が溢れてくる。そのどの感情よりも俺はイキたくて仕方が無く、快感を求めて彼を抱き寄せた。
「みぃ、くんっ…。」
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