61 / 227

融和-yuwa-2

「しゆちゃんが俺と同じ気持ちで本当に嬉しい。なかなか本音言ってくれない照れ屋さんだからね。」 樹矢は俺の頭をクシャクシャと撫でる。 「素直じゃなくて悪かったな…。」 俺は頬を少し膨らます。 「それも好きだからいいんだけどねっ!」 樹矢の手が俺の両頬を挟み、キスされる。 俺は腕を樹矢に回して引き寄せ、深いキスをした。 「ん…っふ……」 俺の抱えていたモヤモヤは消えて、樹矢が好きで離したくないという想いが強く残った。 「ん…かわいっ…しゆ…」 息もまともに出来ないくらい夢中でキスした。俺の気持ちは本気だ。とお互いに分からせる様に必死だった。 何度も角度を変えて舌を絡め合い、どっちか分からない唇から出た唾液が俺の首筋に垂れる。 「んんっ…ふっ…みぃ…く…」 立ったまま抱き合っているため、樹矢の熱いモノがズボン越しに俺の腰へと伝わる。俺のもはち切れそうなくらい樹矢とのキスだけで勃っていた。 「しゆっ…帰ろっか…二人の家に。」 「っ…はぁ、う…ん…。」 ここがお店じゃ無かったらいいのに。なんて思いながらお互いに乱れた息を整えて、お店を後にした。

ともだちにシェアしよう!