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融和-yuwa-6
樹矢の腰の動きが更に激しくなり、俺はまともに息ができず頭がボーッとしてきた。
ただ、樹矢からの快感だけを感じていた。
「んん…っあ、しゆ…イっ、イクっ…!」
「あぁっ…。んっ!んぁ、…っぁあ!」
俺を掴む樹矢の手に力がぐっと入ったと同時に中に温かい物がじわっと広がった。
奥に注がれた精子に俺は愛おしさを感じ、樹矢のモノを抜くと溢れてしまうのが嫌で彼をぎゅっと抱きしめてキスを強請った。
「んっ…んんぅ…。」
自分から深く、深くキスするなんて滅多にしないのに今日はとても甘えたくて仕方無い。
「みぃくん…俺、もっと欲しい…。」
唇を離して火照って涙目になっている状態で俺は上目遣いになり樹矢を見つめて言う。
腰を抱き寄せると、ドクンと彼のモノが中でまた大きくなった。
「しゆ…。今日は寝かせないよ?」
黒く笑いかける彼に俺はゾクッとした。
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樹矢の言葉通り、気づけばカーテンの隙間から光が差し込んでいた。
俺らは朝までヤり続けていたらしい。
途中何度か気を失いかけたが、樹矢が俺の頬を軽く叩いて起こされて行為は続いていった。
「しゆちゃん……お風呂連れてったげる。」
腰が重たくて起きれない状態の俺をひょいと持ち上げて、お姫様抱っこでお風呂場まで運んでくれた。
温かいシャワーが掛かり、身体中についた色々な粘液を落としてくれる。
「樹矢、愛してる…。」
「………。」
俺の呟いた言葉はシャワーの音に掻き消された様で樹矢には届かなかった。
あーぁ、温かいなぁ…。
俺はそのまま、眠気に負けて目を瞑った。
__________________俺も、愛してる。しゆ。
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