このたびは【夢のあとさき】を　ご拝読していただきまして有り難うございます。まずはシリーズ紹介をしながら、お礼を述べさせてください。 【落ちてたまるか】 　 ◎某サイトで開催したＢＬコンテストに、書いたことのないＢＬ小説を　無謀にも書き上げて掲載した作品です。某ゲームサイトで知り合ったお友達にいろいろ相談しながら、他の作品と絶対に被らないであろう、ＣＰで決めて話を書きました。 　高校生×刑事のラブコメディ。ある事件をきっかけに、ふたりの距離が遠くなったり縮まったりまるでシーソー。二人の掛け合いを楽しんでもらえたら幸いです。 　という、うたい文句をつけ、（そしてエロ場面ほとんどナッシング！）それでも応援してくれた読者さんが、たくさんイイネをつけてくれた事が、今でも嬉しいです。軽快なラブコメが楽しかったとか、結局３部作になった点について褒めていただいたりと、事件要素がスカスカな点を除けば、自分としては満足している作品だったりします。 【virgin suicide ～貴方が残してくれたもの～】 ◎この作品、知り合いからは一番、僕らしい作品だと評価されたのですが、実は納得していない箇所があります。 　山上刑事のヤンデレが書けていない！　それほどヤンデレじゃないよって、指摘されてガック―――(っω｀- )―――リしたのは書き終えてから。ヤンデレを掌握すべく書く前に、とある有名なヤンデレアニメを見て学んだのですが、あまりの深すぎる想いの怖さに、首を切られる夢を見ました。 　正直、無理だ……　そう思いながら渋々、書いた記憶があります。 　落ちてたまるかの登場人物、水野刑事の切ないファーストラブストーリー。この恋愛があったからこそ、今の自分が翼と恋愛出来てる―「お前を殺して僕も死ぬ……」同じ気持ちで俺も貴方を愛してました。この恋は忘れない…… 　上手い事、内容を書いたはいいけど、筆の進みが悪くて悩んでいたとき―またもや救世主のお友達からのコメント。 『ミズノンの現在形は、山上ｻﾝが作り上げたのね』 　この一言で霞がかってた目の前が晴れ、山上刑事にミズノンを成長させるお話になったのでした。そしてこのコメント、夢のあとさきで使わせてもらった次第です（ご本人には了承済み） 　そんでもってこの話を先に読むか、落ちてたまるかと落としてみせるを先に読むかで、印象がガラリと変わるとのご指摘も戴きました。 『落ちてたまるか』を読んでから、こちらの話を読むと、情景がすべてセピア色に映りました。 　なんていう表現をしてくれた、とある書き手様。他にも上手い表現で感想を述べてくれた読者さんもいらっしゃって、感想文が苦手な自分は勉強になりました。 　また先にこの作品を読んだ、とある読者さんからは『山上さん、水野くんの素敵（？）な出会い方に惹かれて、読み進めていくうちに…ポロポロ泣いてました…（ ; ; ）山上さんは最後の最後まで、水野くんの事だけを想って、幸せだったと思いたいな…(/ _ ; )』 　という感想を戴き、作者として頑張ったぞ自分と胸を張っちゃいました。 【落としてみせる】 ◎落ちてたまるかを水野刑事目線で書いてみた作品です。ぶっちゃけ前作のvirgin suicideが、暗いお話……しかもこっちと平行しながら書いていたのですが、もうラブコメを前面に　押し出したものになりました。 　落ちてたまるかの水野刑事、受け目線でお話が進みます。一目惚れした高校生の翼を落とすため、隙を窺うミッションを遂行する、水野刑事の心情は如何に!?　甘甘モード時々刑事モードで対応して仰け反る様子をお楽しみください。その後の仲の良いふたりの続きも書きました。ついに完結！ 　そう、３部作で完結する予定だったんです。最初の予定では――しかしサブキャラ好きな自分、そして不完全燃焼した山上刑事のヤンデレとか書きたいことが、あれこれと出てきてしまい、気がつけばたくさん書いちゃった(･∀･) 　この作品に関しての感想は、やっぱりミズノンが幸せに向かって、疾走していくのが良かったです等々、（初めての恋愛が暗いものだったから尚更だよな）明るめなものが多かったですね。 【virgin suicide番外編～Scarfaceキズアト～】 ◎virgin suicide（貴方が残してくれたもの）で、一瞬しか出てこなかったというのに、なぜか山上刑事を射殺した犯人の話が、唐突に書きたくなってお話を作りました。 　virgin suicide ～貴方が残してくれたもの～が死して愛する者を守るのに対し、こちらは生きて愛する者を守る…例えその未来に幸せがなくても。 　そんなテーマで書いた作品←暗すぎる。ゆえに筆が進みませんでした(._.) 　本当はもっとそこんトコを、掘り下げて書きたい！　そう思っても今の自分の能力が、そこまで追いついておらず、酷くきりもみしました。もう少し力をつけてから、また改訂しますので宜しくお願いします。 　そしてさりげなく山上刑事の大学時代のことを書き、ちょっと（いやかなぁり）変な人であったことをアピール。しかしここでも不完全燃焼勃発!　高校時代に話を投げつけたワケなんです。 【鏡花水月～Imitation Black～】 ◎山上刑事が高校生だった頃のお話。　 　 　セレブな男子校に通う主人公が一瞬で心を奪われた山上　達哉。カッコいいとキレイを足した　面持ちをしていて、当然他の奴らから人気がある。そんな高嶺の花の山上が、教育実習生とキスをしていた現場を目撃して、ある事を思いついた。 　なーんていう触れ込みで書いたのですが、結局ヤンデレ部分を一切感じさせず、ただ無鉄砲なことをして主人公を含め、周りに迷惑行為をしていた、高校時代を書いただけのお話になってしまいました＿|￣|○ 　当初の目的――どうして山上刑事が病んでしまったのか。これを突き詰めようとして、何作も書いていたのに結局表現できずに、終了してしまうのもイヤだったので、無理矢理巻末に【熱想】というお話を書きました！ 【監察室のデスクから】 ◎virgin suicideと落としてみせるに出てきた関監察官目線のお話です。親友兼相棒にこぼした当時の山上の心情と、関監察官の視線の先に映るお相手は誰か!?　決定的な失恋をした彼の前に、突然現れた人物。「一夜限りでいいから相手になって下さい」と……　 　どうしてコレを書いたか――ただ、関さんの片想いしてる場面を書いてみたかったから（安易） 　特に気に入ってるのは、関さんと伊東くんが囲碁をしているところ。碁石を置きながらという緊迫した場面で、ぽつりぽつりと過去を語っていく姿が、書いていて楽しかったです。 　天性の弱虫でカッチカチの石頭な関さんが、伊東くんに簡単に翻弄されるのがイイ！　という読者さんもいらっしゃいました。他にも、山上さんと関さんがデキてると思ってましたと結構ご指摘を戴いた点でしょうか。もしカップリングが成立していたとしたら、どっちが攻めなんだろうと考えました。別ルートでそういうお話を書きたくなりました( *´艸｀) 【Sweet's Beast Whiteday】 　◎「落ちてたまるか」「落としてみせる」の矢野　翼＆水野刑事の甘いホワイトデー。エロい事はないけど、こうやってまったりと過ごすホワイトデーがあっても、いいかなぁという感じで書きました。相変わらずなラブコメ仕様です。 　ちょうど翼が警察学校を卒業するという、季節感漂う作品に仕上げてます。他の作品でもそうなんですが。まともなホワイトデーの話を、書いたことがありません。なぜか揃って看病ネタになってしまいます。 　それはですね、その日に限って、自分が寝込んでしまうからなのです（爆）　遠足前の子どもか!?　と突っ込まれても仕方ない。毎年気をつけていても大殺界なのか、それとも仏滅を背負っているのか、目に見えない何かにとり憑かれ寝込んじゃうんですよ。 　小説内だけでも、マトモなホワイトデー話を書けるよう健康に気をつけます、はい。 　その他、掲載している【的のむこう側④】や【アナタに恋はじめました短編集】（変態刑事ＶＳ変態リーマン）などなど、ちゃっかり登場して、刑事らしいお仕事をしております。 　自作小説を読んでくれてる読者さん。皆様からのコメントやリアクションからエネルギーを戴き、執筆しています。正直まだまだ拙くて読みにくい点があり、頑張りながら書いてます（描いてます）そんな拙い小説を時間を割いてお読みくださり、有り難うございます┏○ﾍﾟｺ 　これからも愛されるようなキャラが出てくる、作品が作れたらなぁと考えておりますので、どーぞヨロシクです。 　瀬木　尚史@相沢　蒼依