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オメガバース独自設定まとめ
全ての人間に【古来性:男/女】と【バース性:アルファ/ベータ/オメガ】が発現する世界。
「古来性」の呼称通り、かつては男/女だけだった性別が、人類の生物学的進化により多様化したという設定です。ただし時代背景は現代。
アルファはオメガを妊娠させることが可能で、自身は妊娠しない。
ベータは同じベータ同士の男女間でのみ繁殖が可能。
全人口のうち、アルファ:ベータ:オメガの比率は3:6:1くらい。
アルファは比較的優秀な人材が多いと言われてはいますが、実際のところ全体の3割程度はアルファなので、平凡な人も普通にいます。
これに対し、1割程度しか存在しないオメガは、何らかの才能に秀でた人が多いです。
能力はあるのに、発情の弊害で社会的な成功を逃してしまう、というケースも多いようです。
オメガの発情期(ヒート)は、平均的には三ヶ月に一度、三日間ほど。ただしかなり個人差があります。
オメガのフェロモンに強く影響されるのはアルファだけですが、ベータも相性によっては多少影響されることがあります。
また、一点ご注意いただきたいのが…
このオメガバース世界には『番』の概念はありません。『運命の番』とかもありません。
人々は法的に入籍・結婚をしますが、そこに性の縛りはありません。
アルファ同士だろうが、男同士だろうが、どんな性の相手でも結婚できます。
ただ前述の通り、繁殖には可否があるので、例えばベータの男同士とかだと、結婚はできても妊娠はできません。
一般的なオメガバースだと、特定のアルファと番になることでオメガのヒートが起きなくなったり、フェロモンがパートナーにのみ影響するようになったりしますが、この作品ではそれがありません。
オメガのヒートを抑える方法は、抑制剤の服用か、定期的にパートナーとセックスをする事だけです。
古来性は生まれた瞬間にわかりますが、バース性は5〜7歳頃まで発現しないので、その頃に検査をします。
以上、独自設定の多いオメガバースですが、楽しんでいただけたら幸いです!
次ページから本編です。
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